聴く力とは、コミニュケーションにおいて。
子育てをしていると日々いろいろなことが起こります。
楽しいこともたくさんですが、時折悩ましいことも、
親としては、明るく健康でいずれ自立し、社会のお役に立てる子になってほしいとただただ願うばかり。
では親に出来ることは何か。
様々な動物のように、食物をとる術、どんな環境においてもいきぬく術を身に着けるように教えるしかありません。
そう考えますとやはり日々の生活のなかでの親の姿勢が大事なのかもしれません。
そして日々を過ごす環境づくりも。
社会のなかで人として生きていくうえで、コミュニケーション力は大事です。
とかく話し方・伝え方のスキルに注意が向けられがちですが
どちらかが一方的ではコミュニケーションがとれているとは言えません。
親は一生懸命伝えますが、子は聴いているのか、聴いていないのか。
つい子をせめてしまいそうになりますが…ぐっとこらえて気持ちをひきださないと何を考えているのかわかりません。
子供の勉強をみていると漢字のすばらしさに気づきます。
きく
聞く→ただきこえるものを聞く
聴く→身を入れきくとあります。
この「聴く」 漢字のなりたちは耳に十四の心です。
十四の心すなわち大きな心をもって耳をかたむけること。
忙しい→心を亡くすと書きます。
いそがしいいそがしいとしていると、話したいほうも機会を失ってしまいます。
かつての上司がおっしゃっていました。
上に立てば立つほど、余裕を見せ、いつでも話しかけやすい状態をつくること。
忙しい忙しいと耳を傾ける時間を失うと、大事なことを逸してしまう。
なるほど~~
仕事の場だけでなく、家庭でも同じですね。
人間は
人の間と書きます。
ひとりでは生きられません。
人と人とのつながりの間で生かされいる(活かされている)のですね。
社会においても、家庭の中でも原点は同じ。
相手が伝えたいことをまず聴く。
どちらかというと聴き出すでしょうか…。
そしてこちらの考えもきちんと伝える。
決して同じでなくてもよいのですよね。
ひとりで考えてみつからないことも皆で考えれば、すばらしいものになるはず。
世の中の動きはとても早くて、とても厳しい環境です。
つい心を失いがちになりますが、職場でも家庭でも原点を忘れずに心がけていきたいと感じる今日この頃です。
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